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gigi’s diary

白い壁を眺めるのが疲れたら書くブログ

それなら良いけど

また父の話。父は実家には住んでおらず、長屋で暮らしている。長屋の作りは一階が土間になってて入口はガラスの引き戸が多い。そういうわけで、こないだぶらりと長屋の前を通ったら父が土間で料理をしていた。キッチン自体あるものの、土間にガスコンロを置きすごい火力でおでんを煮ていた。チリチリチリチリー!鍋がなってるから笑ってしまった。話し込んでいると面した国道に幼稚園バスが止まった。幼児に向けて父は手を振る。幼児は目線を送るも冷ややかなに無視。「パパ、誰も見てないよ」手を振り続ける「見てろ、一人が振り返せば全員やるんだ」と言ってると、少し悲しげな顔をした女児が手を振り始めた。すると周りの子達も真似してクスクスと笑いながらみんな手を振り始めた。きっとバスの中では「へんなお爺ちゃんがいるー」って雰囲気で盛り上がってそうな感じ。寂しげなあの子も、埋もれてしまっていた。最後に先生まで手を振ってくれて、信号が変わりバスはかえっていった。昔はこうゆう爺様がよくいたっけなと思いました。父らしい。

またその件で笑った後に、半野良で飼ってた猫が最近帰ってないと言ってた矢先、知らない首輪をつけて3日ぶりに父の前に現れたそう。近くの蕎麦屋の裏で生まれて引き取ってから四年くらい。「どっかの家猫になっちゃったのかね、小さい頃から見てたから寂しいね」というと、「それでも俺を忘れるなって会いに来たし与太郎(猫の名前)らしい。それに家猫になれば長生きするし、それでいいんだ」と言ってました。父は素直にそういう人だけど、私はなんだか勝手に寂しくなりました。猫にもそうゆう気持ちがあるなら、父にまた会いに来て欲しいです。私も父と一匹に会いたいです。

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