gigi’s diary

白い壁を眺めるのが疲れたら書くブログ

情けない声

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寂しそうに飼い主を待つ犬くん

 

どうやら私は、「情けない声」が好きだという事に気づきました。情けない声というのは、基本優しい声なんですよね。声優でいうと誰かな~と考えると、ウォタクっぽいので名前は自重。普段の事ならなんでも言えるけど、こうたまに「自重しないとなあ」てなると、やましいことを考えているに違いないのです。モンモンモンモンと考えているわけですな。少し犯罪…法に触れるかもしれない(触れない)とも思ってる。考えちゃいけない時、普段考えない場所で、そんな事ばかりを考えている。おまわりさんを見ると、ドキドキする。村八分にはされたくない。そんな具合です。

なぜ「情けない声」にドキドキするか。脳みそがキューン、ジワーとシビれる感じがするのか。これもまた仕事中に考えたわけです。私の過去にきっかけとなることがあったか考えてもないんですね。「物心ついた頃から」とか「お父さんがマイケルジャクソンが好きで」とかそうゆうエピソードもない。深層心理に何かあるんでしょうけど、見つけられない。女は声、男は見た目といいますが、ド直球で女ですね、私。でもそういった声にドキュンときちゃう時は大体情けない顔で情けないことを言ってたりするんですよね。シチュエイションも関わってくるとこれは沼ですね。揃う気配が無い中、揃ったりっするとドバァ~と出るんですけどね。何にも思ってなかったものが、急に高価なものへと昇華するわけです。私のイメージだと、いきなり地面からピラミッドが生えてくる感じ。変態三角形、石造り。自分を探れば探るほどフェチズムとなって、ゆくゆくは悟りを開けるかもしれないけど、開いたら戻れない気がするのであまり考えずにおサルのよーに耽ることにします。

 

さて平山先生のダイナーを二日で読んだわけです。あっというまでした。

はじめはグロいなあと思ってましたが、だんだんと慣れてくるもんです。それは描写にではなく、物語の主人公に同期してるからです。最後は凄くエンターテイメントな感じで終わるんですよね。「あれ?めっちゃ爽やかじゃん」と。最後の畳掛けは、シーンに合わせて読んでしまって文をすっ飛ばすっというね。読書家のみなさん、これはなんというんですかね?物語で起こっている事件のスピードと読む速度が合わないやつ。自分の読む速度に合わせると、凄く体に悪い気がするんですよね。読みすっ飛ばして、「あれ?意味わからないな」と思って読み直すわけです。まあ無駄だとは思ってないけど、久々にいっき読みして面白かったです。